1.天使のスキャット

作詞:山上路夫
作曲:いずみたく

ルルル…………
ルルル…………
ラララ…………
あなたを愛した あの時からなの
天使のうたごえ 聴こえるの
ラララ…………
やさしい歌声 いつの日も

ルルル…………
ルルル…………
ラララ…………
愛する二人は いつでもわかるの
天使の翼が 見えるのよ
ラララ…………
愛してゆくのよ いつの日も


2.恋文

作詞:吉田旺
作曲:佐藤勝

アズナヴール 流しながら
この手紙を 書いてます
秋祭に 買った指輪
小指に光ります
椅子の上には 赤い千代紙
窓のむこう 昼下りの小雨
何を見ても 貴男様を
想い出して候

熱いココア すすりながら
表書きを 書きました
夢二の絵の少女真似て
矢絣を着ています
床にはらはら 芥子の花弁
窓を染める 雨あがりの夕陽
朝に夕に 貴男様を
お慕い申し候

拙き文を 読まれし後は
焼いて欲しく候


3.挽歌

作詞:千家和也
作曲:浜圭介

やはりあの人は
私を送りに来なかった
にぎわう夕暮れ人ごみの中
私はただバスを待つ
悲しみだけを道案内に
想い出色の洋服を着て
辛くないと言えば嘘だわ
あのひとのことが気がかりだけど
私は今バスに乗る

たぶんあのひとは
私を恨んでいるでしょう
冷たい女と思われながら
私はただバスを待つ
ひとりで朝は起きられますか
ハンカチの場所分かるでしょうか
あとの女とうまくやってね
うしろ髪ひかれ涙に濡れて
私は今バスに乗る


4.慕情

作詞:菅三鶴
作曲:平尾昌晃

小菊模様の服を着て
飛騨の朝市歩きます
自分のために花を買い
自分のために抱えます
恋に別れた女がひとり
耐えてる姿は
昔も今も変りません
母によく似たあねさんかぶり
熱いほうじ茶すすめます

砂の色した服を着て
九十九里浜走ります
束ねた髪が狂おしく
束ねた髪が乱れます
恋に別れた女がひとり
泣いてる姿は
昔も今も変りません
何も知らない浜木綿が
日暮れの海辺に咲いてます

心の中でひっそりと
心の中で祈ります
恋に別れた女がひとり
たたずむ姿は
昔も今も変りません
木もれ陽ゆれて見えるのは
涙がにじんでいるのです


5.故郷

作詞:山川啓介
作曲:大野雄二

二度と会えないあなた
いつかは私をなつかしむかしら
ああ そんな時はひとりで
私のふるさと たずねてほしいの
金色の風が吹く 山かげのあの村
声あげて丘へかけてく
15の私が 今でもいるわ

あすは汚れた涙
流して生きてく私たちだけど
ああ それが辛くなったら
私のふるさと たずねてほしいの
夕空に雁が鳴き 葉が落ちるあの村
愛という言葉の意味も
知らない私が 今でもいるわ

虫の音がしみわたり 星が降るあの村
いつか会う人を夢見て
まどろむ私が 今でもいるわ


6.矢車草 ~ 夢二のおんな ~


7.ゆらゆら

作詞:魚住勉
作曲:馬飼野康二

うれしくってゆらゆら せつなくってゆらゆら
男と女は素敵なことね ゆらゆらら
好みのタイプは たまらなくセクシー
見つめられるだけでも 女が揺れる
ひと目惚れ恋は 別れても好きな
どこかがあの人に よく似てる

いまあなたが誘ったなら 心が乱れる
いまわたしが許したなら 電話してね
本気ならゆらゆら 浮気ならゆらゆら
好きよとダメよが胸のあたりで ゆらゆらら
こころではゆらゆら からだではゆらゆら
男と女は可笑しいものね ゆらゆらら
夢を追う人は どことなくカワイイ
あまえられるだけなら わたしの胸で
かなわない恋に くすり指泣いて
追いかけたりしたら すぐ逃げる

いまあなたが帰ったなら 涙があふれる
いまわたしがひきとめたら 困りますね
結ばれてゆらゆら お別れがゆらゆら
あなたのためなら命をかけて ゆらゆらら
逢えなくってゆらゆら 嫉妬でゆらゆら
男と女は哀しいものね ゆらゆらら

耳もとでゆらゆらら ささやいてゆらゆら
今夜は二人でお酒飲みましょ ゆらゆらら
うれしくってゆらゆら せつなくってゆらゆら
男と女は素敵なことね ゆらゆらら


8.キーワードは愛


9.両国橋

作詞:喜多條忠
作曲:吉田拓郎

他人(ひと)から聞いた話だけれど
小雨にぬれてる両国橋で あなたに偶然出会ったら
長い髪した女の人と腕組み 歩いていたそうね

何にも言いたくないけれど 新しい恋始めるならば
両国橋はいけないわ
あそこは二人の思い出を 川に流した場所だから
あそこは二人の思い出を 川に流した場所だから

あれから一度も行かないけれど 銭湯帰りの両国橋で
あなたは私のイニシャルを ピカピカ光った十円玉に
書いて投げたわ 隅田川

本当は言いたくないけれど 新しい恋始めるならば
両国橋はいけないわ
次の女(ひと)も同じような 運命(さだめ)になるような気がするの
次の女(ひと)も同じような 運命(さだめ)になるような気がするの


10.う・ふ・ふ

作詞:島武実
作曲:宇崎竜童

涙って 塩っぱいものだと
思い出さずに済んでいるから
幸福なんでしょう 今の所
「君の流す泪なら
好きな色に 変えてあげるさ」
なんて気障に云うから
う・ふ・ふ う・ふ・ふ 男って好き

いつまで 持てるのかしら
“幸(サチ)”ってゆう文字が
不思議なもんね
振り返る事をしないから
う・ふ・ふ う・ふ・ふ なるようになるわね

飽きるって イイ気なものだと
思いもせずに 済んでいるから
幸福なんでしょう 今の所
「君のあけっぴろげさが
いい所で 好きなんだけど」
なんて水くさいから
う・ふ・ふ う・ふ・ふ 男って好き

いつまで 持てるのかしら
“幸”ってゆう文字が
不思議なもんね
振り返る事をしないから
う・ふ・ふ う・ふ・ふ なるようになるわね

いつまで 持てるのかしら
“幸”ってゆう文字が
不思議なもんね
振り返る事をしないから
う・ふ・ふ う・ふ・ふ なるようになるわね


11.金糸雀(カナリヤ)


12.渥美地方の子守唄

作詞:日本古謡
作曲:日本古謡

あめがふりだしゃ
たきものぬれるよ
かわいこがなきゃ
日もくれるよ

おてんとさんおてりよ
てっておくれよ
てればみかんが
あからむよ

もりさせをだせ
せをだしゃきせるよ
すそにつるかめ
ごようまつよ


13.夢もうすこし

作詞:石井達矢
作曲:三井誠

かおり ふわり あめあがり
あなたのかたで のみましょう
水に書いた 言い訳は
一文字ごとに 消えてゆく
夢 もう すこし

※ゆかすの、すは すだちの、す
しぼった ゆびまで いいにおい
しぼった ゆびまで いいにおい※

こころ ゆらり 風さらり
あなたのそばで のみましょう
風に揺れる うわさ花
一輪ごとの 薄化粧
夢 もう ひとつ

あなたの、なは なごりの、な
かさねた ゆびまで ふるえてる
かさねた ゆびまで ふるえてる

(※くり返し)


14.りんどうの花

作詞:岩谷時子
作曲:いずみたく

むらさき淡い りんどうは
あなたと摘んだ 恋の花
涙にぬれた ふるさとの
淋しい山に 咲いた花
別れのつらさに 死にたいと泣いた
私がいるのに あなたはいないわ

問われるままに りんどうと
答えた花は 愛の花
私も捨てた ふるさとの
夜ごとの夢に ゆれた花
返らぬ心の 旅路はむらさき
私を残して あなたがいないわ

思い出たどれば 旅路はむらさき
私を残して あなたがいないわ


15.サクラ


16.星が歌った物語 ~ ポロ兄ちゃんとタンちん君 ~